動画配信サービスをご家族と共有している方なら、見覚えがあるかもしれません。 自分が観ようとしたときに出る「別のデバイスで再生中です」という表示です。 あの同時視聴デバイス制限を、舞台の配信チケットに搭載しました。 1枚のチケットで同時に再生できるのは1台の画面まで。100枚売れたなら、同時に再生できるのは100画面です。

あわせて、日替わりキャストの公演別配信や、千秋楽の後も配信だけ販売を続けられる仕組みなど、 舞台・ミュージカルの興行サイクルに合わせた機能を整理しました。本記事では搭載機能を一覧でご紹介します。

なぜ同時視聴デバイス制限が必要なのか

配信公演を検討する主催者から、もっとも多くいただくご質問がこれです。

「1枚のURLが出回って、離れた場所の何人にも観られてしまいませんか」

多くの配信では、これを止める方法がありません。配信は「視聴用のURLをお客様にお送りする」という形で行われるため、 URLが誰かに渡ってしまえば、何台で観られているかを知る手段がないのです。 100枚売れても、実際には200台で再生されているかもしれない。この不確かさが、配信に踏み切れない理由になっていました。

大手の動画配信サービスでは、同時に再生できる台数を制限することでこれを解決しています。 ACTぴっとStage+では、同じ考え方を配信チケットに持ち込みました。 チケット1枚で同時に再生できるのは、1台の画面までです。 離れた場所の別々の方が、それぞれの画面で同時に観ることはできません。

なお、1台の画面を複数人で一緒に観る場合、システム上の制限はかかりません。 何名まで一緒に観てよいかは、公演ごとに主催者が定める事項です。 ご家族であっても人数分の購入をお願いしたい場合は、その方針を公演ページに記載してください。

ご本人の端末の乗り換えは、これまでどおり

スマートフォンで観始めて、途中からテレビの大画面に移る。この使い方は制限されません。 新しい端末で再生を始めると、前の端末が停止します。もし戻りたい場合は、ボタンひとつで元の端末に切り替えられます。

視聴の管理に関する機能

機能内容
同時視聴デバイス制限 1枚のチケットにつき、同時に視聴できるのは1台まで。後から再生した端末が優先され、先に視聴していた端末は停止します
端末の乗り換え 停止した側の画面から、ボタンひとつで視聴を再開できます。スマートフォン・パソコン・テレビ間の移動は自由です
視聴開始後の譲渡禁止 一度視聴を始めたチケットは、他の方へ譲渡できなくなります。「自分が観てから人に渡す」ができません
譲渡時のURL無効化 チケットを譲渡すると、購入者のお手元にあったURLはその時点で使えなくなります。視聴できるのは渡した相手だけです
期間内は視聴無制限 配信期間中は、何度でも繰り返しご視聴いただけます

離れた場所の方と観る場合や、それぞれ別の画面でご覧になる場合は、人数分をご購入いただき、 注文詳細ページの分配機能でお一人ずつお渡しいただきます。 分配された方はそれぞれ自分のURLを持つため、2枚あれば2台で同時に視聴できます。会場チケットと同じ考え方です。

舞台・ミュージカルならではの設定

舞台の配信は、一般的な動画配信とは事情が違います。日替わりでキャストが変わり、公演期間は数日から数週間、 そして口コミが回り始めるのは終演後です。この興行サイクルに合わせた設定を用意しています。

機能内容
公演ごとの映像切り替え 公演日ごとに別の埋め込みコードを設定できます。Aキャスト回とBキャスト回、ゲスト回を、それぞれのチケットで別々に配信できます
公演ごとの配信期間 公演単位で視聴開始・終了日時を設定できます。初日だけ先行配信する、順次公開していくといった運用が可能です
千秋楽後の販売継続 会場チケットの販売が終了しても、配信チケットは視聴期限まで自動的に販売が続きます。観劇された方の口コミが広がる終演後こそ、配信の売り時です
会場チケットとの同時販売 1つの公演ページで、会場チケットと配信チケットを並べて販売できます。遠方の方・体調やご都合で来場できない方を取りこぼしません
関係者への配信配布 関係者予約から配信チケットを配布できます。メールアドレスをご登録いただいていない方も、お渡ししたURLから視聴できます

購入から視聴までの機能

機能内容
会員登録不要 購入完了メールのリンク、またはメールアドレスと視聴コードの入力で視聴できます。アカウント作成は不要です
アプリ不要 ブラウザだけで視聴できます。スマートフォン・パソコン・タブレットに対応
入金確認後の自動案内 銀行振込のお客様も、入金確認の操作をした時点で視聴のご案内が自動送信されます。お一人ずつURLをお送りする作業は発生しません
複数の決済手段 クレジットカード、PayPay、銀行振込、コンビニ払いなどに対応
分配機能 複数枚まとめてご購入いただいた場合、メールでお一人ずつにお渡しできます。受取・辞退・取り消しにも対応

運営・売上管理の機能

機能内容
売上の一元管理 配信チケットの売上は、会場チケットと同じ明細にまとまります。配信分だけを別に集計する必要はありません
主催者手数料0円 配信チケットも、通常のチケットと同じ料金体系です。公演登録料・月額費用もかかりません
購入者一覧 どなたがご購入されたか、視聴のご案内が届いているかを管理画面から確認できます

できないこともお伝えします

動画そのもののURLをコピーして外部で共有された場合、その再生までを止めることはできません。 配信基盤(VimeoやYouTubeなど)の側で再生される形になるためです。

ここまで防ぐには配信基盤そのものを変更する必要があり、現在検討を進めています。 できることとできないことをはっきりお伝えしたうえで、いま確実にお渡しできる部分を先にお届けします。

公演ページに書いておくとよいこと

視聴期間、購入後すぐ視聴できるか(銀行振込の場合は入金確認後になること)、同時に再生できるのは1台までであること、 1台の画面を複数人でご覧になる場合の取り扱い、録画・録音と視聴URLの共有はご遠慮いただく旨。 これらを記載しておくと、お客様からのお問い合わせが減ります。

はじめ方は3ステップ

  1. 券種を追加して「配信」にチェック ― 座席の設定は不要です。会場チケットと同時に販売できます。
  2. 「配信」タブに埋め込みコードを貼る ― VimeoやYouTube(限定公開)の埋め込みコードをそのまま貼り付けます。公演ごとに分けることもできます。
  3. 配信期間を設定する ― この期間だけ再生できます。期間前は「配信準備中」、期間後は「配信は終了しました」と自動で切り替わります。

すでに配信チケットを販売中の公演にも、同時視聴デバイス制限は適用されています。主催者様側での設定変更や再登録は必要ありません。

配信の設定手順は、主催者ページの「ご利用ガイド」内「配信チケット」の項目にもまとめています。 販売の全体像から知りたい方は、配信チケットの販売方法 完全ガイドもあわせてご覧ください。